消された王権・物部氏の謎
【書 名】消された王権・物部氏の謎
【著 者】関 裕二
【発行所】PHP文庫
【発行日】2002/3/15
【ISBN 】4-569-57707-5
【価 格】514円
日本書紀などの矛盾点を中心に、隠された歴史を読み解く内容になっています。知的好奇心を刺激される1冊ですね。
奈良の町を歩いていると不思議なことが多いですからね。
例えば、桜井から山之辺の道に入ると、古代の大きな市であった海柘榴市(つばいち)があり、このあたりが最初の大和朝廷の成立したあたりだと言われています。
つまり皇室の故郷みたいなところなのですが、ここにある神社と言えば、日本最古の神社と言われている大神神社です。
神社に祭られているのは大物主大神、大己貴神、少彦名神と確か、大和朝廷が倒した出雲の神さんばかりです。「なんで出雲の神さんが?」ですよね。
しかも、天照を祭った檜原神社が、大神神社境内の端っこにある摂社で、ここが伊勢神宮の故郷で、元伊勢と呼ばれています。天理から山之辺の道を歩くと大神神社に入る入口の小高い丘にある実にこじんまりした神社です。
それにしても、なんで自分とこの神さんではなく、違う神さんを一生懸命、祭っているのか不思議ですよね。
というわけで蘇我や物部の消された歴史を、色々と解きほぐしています。


Comments
いま、薮田絃一郎著「ヤマト王権の誕生」が密かなブームになっていますが、それによると大和にヤマト王権が出来た当初は鉄器をもった出雲族により興されたとの説になっています。
そうすると、がぜんあの有名な山陰島根の青銅器時代がおわり日本海側に四隅突出墳丘墓が作られ鉄器の製造が行われたあたりに感心が行きます。当時は、西谷と安来-妻木晩田の2大勢力が形成され、そのどちらかがヤマト王権となったと考えられるのですがどちらなんだろうと思ったりもします。
Posted by: 中海雲伯 | 2008.10.22 at 11:43 PM