信長・秀吉・家康
【書 名】信長・秀吉・家康
【著 者】津本陽、江坂彰
【発行所】講談社
【発行日】1996/6/21
【ISBN 】4-06-208156-3
【価 格】1500円
戦国時代、世界最大の国だった中国が人口6000万人、日本の人口は1800万人から3500万人まで諸説あるのですが、それにしても世界第二位でした。
世界に進出していたイギリスの人口が350万人、スペインが670万人、大航海時代であったポルトガルが150万人です。
また信長軍の動員力が15万人、秀吉の最盛期の動員力が40万人です。世界史で習うルイ13世の最大動員能力は2万人だった時代です。
ヨーロッパ30年戦争で、鉄砲が戦いに大々的に使われだしましたが、長篠の合戦がこれの何十年も前。また、石山本願寺の戦いで、毛利の水軍に敗れた信長が安宅船という鋼鉄艦船を作り、水上決戦で毛利軍を破りましたが、イギリスが鋼鉄を船に使用し始める二百数十年前のことになります。戦国時代って世界史的に見ても面白い時代だったんですね。
戦国時代、各大名とも工夫しながら戦っていた時代でしたが、この後に政権をとった徳川家康により、封建制や朱子学などの教育が行われ、滅私奉公など、本来日本になかった風習が形作られていくことになります。
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