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2005/05/26

関西人の正体

 【書 名】関西人の正体
 【著 者】井上章一
 【発行所】小学館
 【発行日】1995/8/10
 【ISBN 】4-09-380411-7
 【価 格】1165円



京都古書研究会が主催した岡崎・勧業館の古書市で見つけた本です。

著者の井上先生は国際日本文化研究センターの助教授で99年5月に、知研・関西で「カーネルサンダーズからの知的調査術」というテーマで講演していただきました。

▼講演の模様
http://www.bekkoame.ne.jp/~mizutani/TS99/S99-05.html

大阪、京都を中心に関西人について面白い視点で書かれている本です。

■ホルモン焼き
ジャリンコちえで有名なホルモン焼きですが、語源が一説によると「放る物」なんだそうです。豚の臓物は、きちんとした料理で使うことはなく、ほうっていたので、つまり「放る物」。これを集めて調理したのでホルモン焼きだとか

■百貨店で値切る関西人
偏見でよく言われる言葉で、井上先生も百貨店は正価販売なので、そんな馬鹿なことは無いと反論されています。

その井上先生が、ある日、京都の百貨店をのぞくとブルゾンの値引き販売をしていたそうで、イタリア製12万円の商品が3万円になっていたそうです。何でそんなに安くなっているのか気になって訳を販売員に聞いても、なかなか質問には答えず、どこにも欠陥はないからお買い得ですよとくりかえすだけです。

10分あまりもやりとりしていると、販売員は「わかりました。2万7千円にしときます」と一言。別に値切ったわけではなく、値下げの理由を聞くだけだったのに。結局、そのブルゾンは買ったそうです。

つまり、「百貨店で値切る関西人」は実は正しい命題だったのです。

■関西? 関東?
関東の意味は関(せき)の東側という意味で、昔の伊勢の鈴鹿、美濃の不破、越前の愛発の三関の東側の辺境の地が関東だったわけです。ですので以前は畿内(中央政府のあったところ)と関東(辺境)だったのが、いつの間にか関東、関西という対比に変わってきたそうです。
関西という言葉は新しい言葉になるわけです。

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