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2005/04/13

定家明月記私抄

 【書 名】定家明月記私抄
 【著 者】堀田善衛
 【発行所】新潮社
 【発行日】1986/2/15
 【価 格】1500円



大阪青山短大の歴史文学博物館で藤原定家の明月記を見て参りましたが、全文を読むのは大変だなと思っていたところ京都の春の古書大即売会でこの本を見つけてきました。

藤原定家は19歳から明月記をつけ始めたそうで、20歳の時に平清盛が死に、平家滅亡、源氏と変わり、その源氏も北条氏へ政権が移る頃の戦乱の時代に書かれた日記になります。

この本が書かれた動機は自分と同じ年に定家は何をしていたのかを折にふれてまとめていたものを出版したそうです。

■宮仕えは大変
地位も今ひとつで出世もできず、荘園は台頭してきた地頭に荒らされる始末。そこで取り立てに暴力団のような僧を雇わなければならない等なかなか切実です。後鳥羽上皇はムチャクチャやっていて、ついていけないという記述もあります。

本来は早朝に出仕して朝儀するところが、この時代はすっかり夜廷になってしまったようです。夕方、出仕して深夜退出ですね。また定家は雨戸の開け閉めまでやっていたようです。

■落書き
熊野行幸にお供したときに、かねて京都で知り合った尼のところに宿の世話になりました。この尼の堂に一首を書きつけたら、「落書きしたら駄目と」尼に叱られたそうで。今ならすごい値打ちものなのですが

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