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2005/04/14

辞書漫歩

 【書 名】辞書漫歩
 【著 者】惣郷 正明
 【発行所】朝日イブニングニュース社
 【発行日】1978/7/20
 【価 格】1400円 古書価1000円



日本ローマ字会、知研関西支部で開催した「知的生産の技術」発刊30周年記念で梅棹忠夫先生から出ていた人物の名前がこの本に出ていました。

会場の質問「今までは本を読んでの研究が多かったのですが、日本で最初にフィールドワークなどをされた方はどなたですか?」

梅棹先生 「それは鳥居竜蔵という人物です。学歴が無かったということもあったのでですが、奥さんやまだ小さな赤ん坊を連れて蒙古の奥まで分け入りました。現在のフィールドワークはこの先駆者のおかげです。」

■鳥居竜蔵
徳島の小学校を中退して学歴もなく独学で学び、17歳の時に投稿した初論文が「東京人類学会報告」に掲載され、これが縁で上京して東大の標本整理係になります。

学歴がないので、外へ出るしかないと台湾、沖縄に学術調査を行い、28歳でやっとこさ助手になれました。無学歴者には破格の昇進だったそうです。その後、北千島、中国を踏破し、明治35年に世界の種族百一を集めた「世界人種地図」「人種誌」を出版しています。

東シベリア、中国、南米にも足をのばし、明治40年にはキミ子夫人と生後3ケ月の長女幸子を連れて蒙古調査に1年半の大旅行を行います。大正12年に東大助教授、昭和28年に亡くなっています。

60年にわたる著書、論文が12巻の全集として昭和52年に朝日新聞社から刊行されています。

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