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2005/04/12

大いなる邪馬台国

 【書 名】大いなる邪馬台国
 【著 者】鳥越 憲三郎
 【発行所】講談社
 【発行日】1975/5/30
 【価 格】980円 古書値 400円



鳥越憲三郎氏の「神々と天皇の間」「古事記は偽書か」は割と古本屋に並んでいますがこの本は全然見かけませんでした。

出版された当時はよく売れたようですが、古本屋さんにあまり売る人がいなかったのか、そんなに値段がつけられるものでもないので古本屋さんが買わなかったのか、見かけませんでしたね。京都で10軒ほど回りましたが全然駄目でしたね。

先日、東京へ出かけた時にそういえば神田古書センターで土曜日は大概、古書市を開催しているなと思い行ってみるとやっておりました。入口で荷物を預けて会場に入ると、しばらく行ったところにポンと置いてあるではありませんか! 

探し始めて、1年ほどでついに発見です。価格は400円でした。まあ妥当な根付けなんでしょうね。

鳥越氏は邪馬台国東遷説ですので前作と同じように九州の博多近くにいた物部氏が東に向い、大阪から奈良に入り、邪馬台国を作ったが神武天皇に象徴される葛城王朝にたおされて滅亡する話です。

尾張国の尾張氏の系譜になかなか面白い部分があります。最初が物部氏の系譜で後は尾張氏の実際の系譜なんですが、尾張氏は物部氏とはもともと血縁関係は無く(後で物部の分家とできたようですが)、由緒のある氏族の系譜を借りて、自分らの地位をあげる操作をしていたとあります。

物部氏の系譜を借りていたようです。ただ系譜をくっつける所に3代ほど入っているのが日女命、弟彦命、止与命とかで、これは滅んでしまった物部本家のようです。

ここらあたりは、今よく売れている関裕二氏の説とは全然違いますね。

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