« 春の古書大即売会(京都) 5/1-5 | トップページ | 東南アジアの屋台がうまい »

2005/04/19

ワーグマン日本素描集

 【書 名】ワーグマン日本素描集
 【著 者】清水 勲
 【発行所】岩波文庫
 【発行日】1987/7/16
 【価 格】520円 



萌え系(アニメ制作会社など)の株価が話題となっていますが、漫画雑誌がいつから始まったか皆さんご存じですか?

万延2年(1861年)今から135年前にイギリスの画家でチャールズ・ワーグマン(当時29歳)が日本を訪れました。ワーグマンは退役軍人で、旅行好きな人物でした。

イギリスの新聞社の特派員として来日し、それ後、日本にいついてしまい1862年に横浜で英文の漫画雑誌を出しました。これが現在の漫画雑誌のスタートとなります。雑誌の名前が「ジャパン・パンチ」です。時事として生麦事件や西南戦争を取り上げていますが、庶民の生活など歴史的資料として価値があります。

このパンチという名前ですが、本家イギリスで1850年に「パンチ」という漫画雑誌が出ており、たいへん人気があったそうで、ここから名前をとりました。

ワーグマンは日本人と結婚して、子供までもうけています。ワーグマンは明治24年(1891年)に横浜で58歳で亡くなっています。横浜外人墓地に墓があり、毎年2月8日のワーグマンの命日にはワーグマン祭があるそうです。

外国人というだけで命をねらわれる極東の僻地にやってきて、当時の西洋人から見た日本人、デッパでメガネをかけた日本人像というのはこの時から作られたのですね。実際メガネが西洋ファッションとして明治時代に大流行したというのがジャパンパンチでよくわかります。当時の風俗資料などを現在まで残してくれた日本人の大恩人です。

イギリス本家のパンチは下記の本が出ています。



 【書 名】「パンチ」素描集 19世紀のロンドン
 【著 者】松村 昌家
 【発行所】岩波文庫
 【発行日】1994/1/17 
 【価 格】570円

|

« 春の古書大即売会(京都) 5/1-5 | トップページ | 東南アジアの屋台がうまい »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ワーグマン日本素描集:

« 春の古書大即売会(京都) 5/1-5 | トップページ | 東南アジアの屋台がうまい »