石神井書林日録
【書 名】石神井書林日録
【著 者】内堀 弘
【発行所】晶文社
【発行日】2001/10/30-
【ISBN 】4-7949-6508-7
【価 格】2000円
近代詩専門の古書目録の店「石神井書林」店主が内堀弘氏です。「ボン書店の幻」の著者でもあります。本には鳥羽茂の話題も出てきます。
■なかなかよい言葉が載っています。
「一人の老人が死ぬことは、一つの図書館が消えることだ」
「親の仇と古本は出会い頭」
「今度とお化けは出たことがない」
「本を買いすぎて潰れた本屋はない」
「人は欲しいとなれば必死になってその一冊を買うものだ。
ひっしになって手にいれた本でも人は手放すものだ。」
■古本屋さんの前歴
元大型書店店長、元編集者、元商社マンなど様々な前歴ですが不思議と元古本屋というのは見かけないんだそうで、わりと落ち着いてしまう商売なのでしょうか。
■中山信如さんの出版記念会
「古本屋シネブック漫歩」(中山信如著・ワイズ出版)の出版記念会には古本屋さんが100人ほど集まったそうで、著者のスピーチは「ろくに本を読まない古本屋にご忠告するが、この本はとてもいい本だから、外の百円均一台に入れてはいけない」なるほど。(笑)
■古本屋の入札
同業者に負けないように一生懸命やっているけど、子供が遊戯王カードで必死になっているのとそう変わらないと思い、これって問題だなと筆者が奥さんに言った時の一言。「わずかながら成長の兆しが見え初めている」と経済月例報告のようであったそうです。
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コメント
書名は『石神井書林目録』でなく『石神井書林日録』です。日記體だから「日録」です。「目録」だと晶文社ではなく石神井書林さんの發行になりませう。
投稿: 森 洋介 | 2005/03/22 00:13
あっ本当だ!森様ご指摘ありがとうございます。さっそく修正します。
投稿: 水谷 哲也 | 2005/03/24 21:48