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2005.03.31

ソフィーの世界

「ソフィーの世界 哲学者からの不思議な手紙」

新刊(95年6月)で買いそびれ、古本屋に並んだら買おうと考えていましたが、なかなか目にしません。この前、久しぶりに古本屋街をぶらついていたら1700円の価格で並んでいました。(定価は2427円です)

もうちょっと安いのはないかなとさらに歩いていると、均一台にこの本がころがっていました。200円でした。これは内容からしてちょっと安すぎますが

いや、面白い本ですね。哲学者から問が来て、哲学講座が始まるという筋は知っていたんですが、途中からとんでもない話になっていくんですね。読んでいるうちにだんだんこっちまで不思議な気分にさせてくれる面白い本です。

「あなたはだれ?」  「世界はどこから来た?」  最初の命題です。

■カントのお墓の有名な言葉
考える機会が多ければ多いほど、また考えるのが長ければ長いほど、ますますあらたに増大してくる感嘆と崇敬とをもって心を満たすものが二つある。それは「わたしの頭上の星空とわたしのうちにある道徳律」だ

ですが、カントがなぜこの言葉を残したのか、この本を読んで理解できました。

■進化論のダーウイン
22歳のダーウインに友人から一枚の手紙が届きます。政府から派遣されて南アメリカの南端を測量することになったロイ船長から自然科学者を一人紹介してほしいということで君はどうかという内容でした。遠征は2年かかるだろうし、給料については何も書いてありませんでした。

これがダーウインの人生を決めることになります。船の名前はビーグル号。1831年12月27日にイギリスを出て帰ってきたのが1836年の10月、5年の航海でした。結局、この世界1周で、「種の起源」が誕生しました。

他にも面白い話題でいっぱいです。

最後にファウストの言葉を

 瞬間(とき)よとまれ、君は美しい!
  わたしの地上の日々の痕跡は
   永劫へと滅びはしない
    その幸せの予感のうちに
     今味わうぞ、この至高の瞬間を

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2005.03.28

たこやきの正しい食べ方

 【書 名】たこやきの正しい食べ方
 【著 者】熊谷真菜
 【発行所】ごま書房
 【発行日】1996/1/30
 【価 格】800円
 【 ISBN 】4-341-01701-2



なぜ『たこやき』が誕生したのか?
なぜ『明石焼(玉子焼)』が生まれたのか?皆さん、ご存じですか?

知研関西で1997年7月に講演していただいたタコヤキストの熊谷真菜さんの本です。おもしろい講演でした。『たこやき』にこだわってそのルーツを解明された方で大阪の人間ならまず一般教養として読まなければならない必修本です。

■ちなみに大阪を理解するための必須本は下記です。
    「ナニワ金融道」(コミック)
    「たこやきの正しい食べ方」(ごま書房)熊谷真菜
    「大阪学」(経営書院) 大谷晃一

本の前半は『たこやき』にまつわる社会現象についてで、本の中のイラストが絶妙で楽しめます。後半は『たこやき』の歴史などについて前作(リブロポート『たこやき』)が出た後に新たに判明したことなどについて書かれています。これを読めば『たこやき』とどう接すればよいか分かる一冊になっています。

たこやきの材料は小麦粉ですが、そこから派生した研究で粉食の話なども載っています。そういえば熊谷さん、日本コナモン協会の会長にも就任されています。

粉食ですが米の皮をはいで、最初の頃は生の米をかみくだいて食べた時期もありました。目の横の側頭部にコメカミがありますが、この語源は「米をかむ」なんだそうです。雑学も学べる一冊です。

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2005.03.26

仕事で差がつく手帳の技術

 【書 名】仕事で差がつく手帳の技術
 【著 者】長崎快宏
 【発行所】ぱる出版
 【発行日】2005/3/25
 【ISBN 】4-8272-0145-5
 【価 格】1400円



旅行記やビジネス書で有名な作家の長崎快宏さんから最新刊を送っていただきました。

私もシステム手帳を長年使い鞄には入れていますが、主に使っているのはスケジュール管理だけです。

時々、気になった言葉などをリフィールに書き込んだりしていますが、頻繁ではありません。

長崎さんはバイブルサイズだけでなく小ぶりのSD手帳も愛用。

SD手帳をポケットに常に入れておき何か目にしたらすぐに書き込みます。しかも1件1枚で貯まってくると手帳からはずして保管ケースへ。

仕切り板やラベルはファイリング技術を使い、なるほどここまでやれば確かに仕事で大いに活用できますね。

本人にとっては大切なシステム手帳です。万が一落としても大丈夫なように、手帳の最初のページに連絡先と「連絡してくれたら○○円の謝礼をします」と書いてあるそうです。そういえば知り合いがトイレにシステム手帳を忘れそうになっていましたので、この方法はなかなか有効です。

リフィールの写真や使い方が豊富に書かれた1冊です。

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2005.03.24

日本における書籍蒐蔵の歴史

 【書 名】日本における書籍蒐蔵の歴史
 【著 者】川瀬一馬
 【発行所】ぺりかん社
 【発行日】1999/2/15
 【ISBN 】4-8315-0863-2
 【価 格】2800円



日本書誌学に造詣が深い川瀬一馬氏が書いた書物の収集と所蔵の歴史です。

金沢文庫(金沢北条家が集めた和漢書籍)の話から始まって、関白豊臣秀次の収集した本に話が移ります。秀次と言えば、秀吉に謀反の疑いで切腹させられたぐらいしか記憶にありませんが、すごい本を集めていました。次に江戸時代の蒐集から、明治、大正、昭和の時代へと話が移っていきます。

著者の川瀬一馬氏ですが、安田文庫を作るのに尽力された方だったんですね。戦災で多くが灰になってしまったのは何ともおしい。


この本を読むと蔵書がまとまって残るのは珍しく、集めた当主が亡くなった途端に邪魔者扱いで売り立てにあって四散してしまいます。その意味でアーネスト・サトウが集めた和漢書籍が大英博物館に残っているのは本当に珍しいことです。アーネスト・サトウには「一外交官から見た明治維新」(岩波書店)という名著があります。

以前、大阪青山歴史文学博物館でいくつかの書籍に「宝玲文庫」の蔵書印を見ました。これもフランクー・ホレーが集めた蔵書が売り立てにあい、大阪青山短大に入ったものです。

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2005.03.20

石神井書林日録

 【書 名】石神井書林日録
 【著 者】内堀 弘
 【発行所】晶文社
 【発行日】2001/10/30-
 【ISBN 】4-7949-6508-7
 【価 格】2000円



近代詩専門の古書目録の店「石神井書林」店主が内堀弘氏です。「ボン書店の幻」の著者でもあります。本には鳥羽茂の話題も出てきます。

■なかなかよい言葉が載っています。
「一人の老人が死ぬことは、一つの図書館が消えることだ」
「親の仇と古本は出会い頭」
「今度とお化けは出たことがない」
「本を買いすぎて潰れた本屋はない」
「人は欲しいとなれば必死になってその一冊を買うものだ。
ひっしになって手にいれた本でも人は手放すものだ。」

■古本屋さんの前歴
元大型書店店長、元編集者、元商社マンなど様々な前歴ですが不思議と元古本屋というのは見かけないんだそうで、わりと落ち着いてしまう商売なのでしょうか。

■中山信如さんの出版記念会
「古本屋シネブック漫歩」(中山信如著・ワイズ出版)の出版記念会には古本屋さんが100人ほど集まったそうで、著者のスピーチは「ろくに本を読まない古本屋にご忠告するが、この本はとてもいい本だから、外の百円均一台に入れてはいけない」なるほど。(笑)

■古本屋の入札
同業者に負けないように一生懸命やっているけど、子供が遊戯王カードで必死になっているのとそう変わらないと思い、これって問題だなと筆者が奥さんに言った時の一言。「わずかながら成長の兆しが見え初めている」と経済月例報告のようであったそうです。

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2005.03.19

書店の倒産動向と経営環境

「書店の倒産動向と経営環境」という記事が東京商工リサーチ(TSR)の冊子に掲載されていました。

1990年から2003年までの14年間で東京商工リサーチ(TSR)の書店の倒産を調べたところ全国で447件に。資本金1000万円未満の規模の小さい書店が

約70%、従業員別で見ても10名未満が85%と小規模零細書店の倒産がほとんどです。

取次を経由した推定販売部数は1995年をピークに右肩下がりで減少しており、1996年が約480,000万冊で、2002年には400,000万冊を下回っています。

反対に出版点数は増えていて、新刊書籍の点数は20年前に比べ、2倍を超えています。

つまり商品サイクルが短くなって、本1点あたりのコストパフォーマンスが悪化しているということです。返品率もあがっていて取次ルート経由の返品率は

2002年で書籍が約37%、雑誌で約29%となっています。

古本を買う時の格言で「今度とお化けは出たためしがない」というのがありますが、新刊書籍もますます同じような状況になりつつあるようです。

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2005.03.17

古書法楽

 【書 名】古書法楽
 【著 者】出久根達郎
 【発行所】中公文庫
 【ISBN 】4-12-202514-1
 【発行日】1996/1/15
 【価 格】780円



本の中に紀伊国屋書店の話題が出ていました。 大阪・梅田の紀伊國屋書店はいつ行っても店内がごった返していますので、よほどでないと行きませんね。もっぱら旭屋書店本店かブックファーストを利用しています。

紀伊國屋書店の創業者は田辺茂一氏で先祖は紀伊の材木屋。八代目として明治38年に生誕。少年時代本が大好きで1日三度の本屋通いをしていました。

中学生の分際で1カ月200円、現在の相場で30万余りの本代を支払っていました。本屋になれば金を使わずにすむと考え、親の反対を押し切って、銀座の近藤書店に丁稚奉公。奉公することわずか半日、暇乞いしてただちに本屋を開業。

本屋のシステムさえ分かれば奉公の必要はないと考え、日本一早い小僧の独立でした。昭和2年、22歳の時の話です。やがて紀伊国屋書店からは尾崎一雄、井伏鱒二、舟橋聖一などの無名の若手作家を世に送り出しました。

他にも「藤岡屋日記」(古本屋 須藤由蔵)の話など話題満載の一冊です。

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2005.03.16

書物の達人

 【書 名】書物の達人
 【著 者】池谷伊佐夫
 【発行所】東京書籍
 【発行日】2000/9/7
 【ISBN 】4-487-79433-1
 【価 格】2300円



神田の古書店内部をイラストで紹介した「東京古書店グラフティー」や「神保町の蟲」などで有名な池谷氏です。

日本で出た書物随筆を網羅した書物図鑑になっています。紹介している本は全部集めたようで、それしてもよく集めましたね。

■逃げる途中に古書店があったら

徳富猪一郎の「読書九十年」の紹介では、こんな一説が紹介されています。

「以前見知らぬ町工場のある地帯を妻の手を引きながら逃げる夢を見たことがある。地響きをたてて追いかけてくる巨人から逃れようと必死になって逃げ惑っている時に、なんと古書店を見つけてしまったのだ。

「ちょっと寄っていきたい...と懇願する私に代わって、今度は妻が私の手を引いて逃げることになったのは言うまでもない。」

これは笑えますね。

■けっこう高くなっている本が

紹介されている本には、だいたいの古書値が出ています。何冊か持っている本があるのですが、中には古書値が高くなっているのもありました。

小寺謙吉の「宝石本わすれなぐさ」(西沢書店)は4500円から1万円あたりの値がついているようです。私が買った時は3500円でした。

買った古書値以上になる本はめったに無く、まあ普段から安物しか買っていませんので(笑)

この本は装丁がけっこう凝っているので人気があるのかもしれません

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2005.03.14

本の話 神話学

 【書 名】本の話 神話学 
 【著 者】田辺 あきら
 【発行所】中央経済社
 【発行日】1992/6/25
 【ISBN 】4-502-52007-1
 【価 格】1553円



著者は旭屋書店に勤めた後に、田辺企画という会社を作られた方で出版流通エッセイがお得意な方です。田辺聖子さんの弟でもあります。

全国の有力書店の会「書店新風会」の機関誌「新風」に連載していたものを1冊にまとめたものです。

昔は本しかなく、しかも寺小屋があってしっかり識字教育が行われていました。今や本以外にテレビ、コミック、映画、ビデオ、パソコンと色々なものがあり、本を読む時間が段々と少なくなってきています。

ヤマハは音楽教室を全国に作り、コンクールなど環境を整備して、ヤマハのピアノを売れるようにもっていきました。本屋もいつまでも文部科学省や学校におんぶにだっこではなく、もっと本を読めるような環境作りをしていく必要があるというのは正論ですね。でも難しいなあ。

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2005.03.09

書物の敵

 【書 名】書物の敵
 【著 者】庄司 浅水
 【発行所】講談社(学術文庫)
 【発行日】1990/5/10
 【ISBN 】4-06-158924-5
 【価 格】600円



ウイリアム・ブレイズの書いた本を底本にして補正・解説して作成された本です。書かれたのは1930年ですね。66年前になります。徳富蘇峰が当時絶賛した本でもあります。

庄司浅水という名前、ご存じですか? 

愛書家としても蔵書家としても有名でたくさんの書物に関する本を残しておられます。古本屋などで見かけてもけっこういいお値段です。

昭和の始めに(大戦前ですが)雑誌「古本屋」や雑誌「古本春秋」などになかなかおもしろい寸評やエッセイを書かれておりました。(復刻版が出ていますので図書館などに揃っています)

雑誌「古本春秋」は確か自分が出版していたんじゃなかったのかな、広告がおもしろくって、けっこうモダンな感じで本の広告がされています。

さて、本からおもしろい話を
・北清事変で北京城に一番乗りは日本兵であったが、その折、英・独・仏・露の兵士は書庫に殺到した。日本兵にみはひとり米倉を占領して得意がっていた。

紀田順一郎の「古本屋探偵の事件簿」(創元推理文庫)に書鬼というのがありますが、神保町に出没する矢口という老人が出てきます。ステッキを持ち歩き、ステッキに線が書いてあってその高さまで本を買い込まないと気がすまないというビブリオマニア(書狂)なんですが、そのモデルが出てきています。

フランスのブーラールというフランス法制院のメンバーでたいへんな書狂だったようで、彼が死んだ時に競売された本は5、60万部というヘタな図書館以上の蔵書でした。この人は毎日1メートルの長さの杖を持って歩き、この高さまで本を買っていたそうです。あまりにたくさん買うので奥さんが一度止めたところ神経衰弱になってしまい、それから周りもあきらめました。

ある日例のごとく、たくさんの書物を買い込み、馬車も断わって乗せてくれないので、大汗をかきかき帰宅したのが原因で助膜炎で亡くなったそうです。

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2005.03.08

知的生産の技術研究会・総会開催

3月5日(土)にNPO知的生産の技術研究会の総会が東中野で開催されました。

1969年に発刊された「知的生産の技術」(梅棹忠夫著・岩波新書)に触発され1970年に出来た研究会で35年の歴史があります。教育分野でNPO認証を受けて5年になります。

現在では社外勉強会の老舗的な存在になっています。研究会ではセミナーや講演だけでなくビジネスマンが知的生産(商業出版)することも大きな活動の柱になっています。現在までに30冊以上の本が研究会から出ています。

というわけで図解でたくさん本を出している久恒さんや週末の達人の小石さんなど集まっているメンバーも多士済々です。また仙台支部の横野さんによると『伝える力』(すばる舎)が現在7刷までいっており、まだまだ売れ続けているそうです。

さて、総会の後には講演会が開催され、講師は元朝日新聞論説委員の轡田隆史氏に「日本のこころ」というテーマでお話いただきました。轡田氏は朝日新聞のコラム『素粒子』や『考える力をつける本』(三笠書房)で有名な方です。

講演の後は宴会です。ビジネス書・推理作家の野村正樹さんなど、こちらも色々な方が集まっておりました。

■総会などの様子はこちら

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2005.03.04

神保町の蟲

神保町の蟲
 【書 名】神保町の蟲 新東京古書店グラフィティ
 【著 者】池谷 伊佐夫
 【発行所】東京書籍
 【発行日】2004/11/9
 【ISBN 】4-487-79935-X
 【価 格】1700円



『東京古書店グラフィティ』、『三都古書店グラフィティ』に続く3冊目です。

■本の街「神田」
池谷氏が始めて神保町を訪れたのが30年以上も前の高校生の時で、国電神田駅を降りて周辺を探しましたが、古本屋が見つからなかった経験が書かれています。

私も始めて神保町へ行った時は神田で降りました。本の町「神田」とあるので、神田で降りたらいいだろうで降りたのですが、やはり古本屋街はなく、人に聞いたりしながらなんとかたどり着きました。駿河台下まで遠かったですね。

■黄色い値札の秘密
田村書店の全集には黄色い値札がつけられ、なかなか壮観ですが、黄色は一番退色しやすく、色の加減で売れ残っているのかどうか分かる仕組みになっています。

■抽選
目録で、同一本への応募者が多いと抽選になりますが、たくさん注文してくれる人やいつも注文してくれる人を優先するそうで、抽選とは『抽出して選ぶ』ことで、クジ引きではないそうです。どおりで当たらないはずです。

■ミステリー高橋本
古書市に出る推理小説で、山のような蔵書印を押された本が出ることがあり、蔵書印の名前から高橋本とよばれています。どこかで読んだ話だなと思ったら、『本棚探偵の冒険』に「T蔵書の謎」というタイトルで同じ様な話が出ていました。

後日談も載っていてマニアが収集した本をやむなく手放した本ではなく古書店から出た本だそうです。なんで値段が下がるような蔵書印を押すのかますます謎ですね。

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2005.03.03

ぼくは本屋のおやじさん

 【書 名】ぼくは本屋のおやじさん
 【著 者】早川義夫
 【発行所】晶文社
 【ISBN 】4-7949-1971-9
 【発行日】1982/5/10
 【価 格】1300円



持っている本の奥付を見ますと1982年出版で1994年27刷でした。この手の本としてはかなり売れているようです。

筆者は大学を中退してロックグループのリーダをやっていましたが23歳え突如引退して書店員に、そして本屋として独立という変わった経歴の持ち主です。

真面目な青年で真面目だからこそ本の流通システムの不合理なところとかを実に的確に表現しています。

お客さんから聞かれることの多い質問
「どうして新刊が思うように入荷しないのか」
「注文品はどうして2週間前後みてもらわなければならないのか」
「どうしてはじめから置いていない雑誌があったり、売り切れが多いのか」
「次はいつ入荷するのか、なぜその日にちを答えられないのか」
の答えが載っています。

■不思議な話・その1
全国の書店    2万軒
本の初回刷部数  5千冊  どうやって分けるのだろう?

■不思議な話・その2
返品期限 月刊誌  発売から2ケ月以内 新刊書籍 発売から4ケ月以内
ただし次々本が来るので売れないと思ったらすぐ返品
本との出会いを求めるなら週に一度は新刊をチエックしないといけない。誰がこんなシステムを作り上げた?

筆者は真面目な本屋さんでコンピュータ配本で手に入らない本、客注の本を探しに毎週神田の問屋街をリュックを背負って回っておられるとか、こういう本屋さんが増えないかな!!

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2005.03.01

本屋ですまいど

 【書 名】本屋ですまいど
 【著 者】岩根ふみ子
 【発行所】平凡社
 【ISBN 】4-582-82394-7
 【発行日】1992/3/10
 【価 格】1600円



滋賀県の伊香郡(秀吉が柴田勝家に勝った賤ヶ岳の近くです)に『いわね書店』というすごい本屋があります。何がすごいって、この本屋に嫁いできた嫁さんが外商(店舗でなく学校や家庭を回って本を売る)ですごい成績をあげ、取次でも木之本町は売れると評判になった本屋です。

その嫁さん(もうオバちゃんですが)が書いた本屋版細腕繁盛記です。

この本が出た時は、きっと自分の本を山のように売りまくっているはずと京都新聞などの書評欄に掲載されていました。

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