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2005/01/04

素敵な活字中毒者

 【書 名】素敵な活字中毒者
 【著 者】椎名 誠 選
 【発行所】集英社文庫
 【発行日】1983/9/25
 【ISBN 】4-08-751023-9
 【価 格】450円



よく売れている本です。買った本の奥付は1993年第18刷となっていました。

色々な人の作品から活字や愛書に関する部分などを抜き出して、まとめた本です。植草甚一氏の「J.J氏と神田神保町を歩く」なんかいいですね。高校生の頃、植草氏のJ.Jシリーズを読んだのを思い出しました。

J.J氏がペーパーバックのバーゲン本なんかをあさっていましたので、目をつけた本はあまり売れないという神話が広く信じられていました。おかげで安く値切ったりできていたようですが、若いJ.JファンがJ.J氏好みの本を買っていくようになり、相場が上がったというのもいいですね。

最後の解説が座談会になっていて目黒考二、鏡明と椎名誠でほとんど活字中毒者の病歴公開みたいな話題です。人の家でトイレを借りて、そこに雑誌とかが積んであると同好の士と妙に安心するというのはなるほどと思います。(そういえば家でも本を置くところがなくなってトイレに置いてあります。落ち着いて読むには最適ですね、あの場所は)

本好きの引っ越しがいやがられるののもなるほどと思います。あれは重さがいやがられるのではなく、同じ形のダンボールが次々に出てきて精神的にいやになるのだそうで、やっていると引っ越しではなく取次の配送をやっている気になるのだそうです。

前の前の引っ越しでは、まだ本を処分してなくて本のダンボールが20箱近くあり、手伝いに来た友人に「何じゃこりゃ、何とかせい!」と言われたのを、この本を読んで思いだしました。終わったらちゃんとお寿司で労をねぎらいましたが。

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