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2004/10/18

秋の古本まつり(学生時代)

「秋の古本まつり」が今年で28回目を迎えます。

毎回、「書林 其中堂」店主の三浦了三さんに目録を送ってもらっています。三浦さんありがとうございます。

「書林 其中堂」は京都の繁華街で修学旅行生などでにぎわう寺町通り三条を北にあがったところにあります。(すぐ近くに鳩居堂)「書林 其中堂」は仏教書の専門店で中に入ると店主越しに坪庭が見え、いかにも京都らしい古本屋さんです。

さて今から25年ほど前、学生時代に「秋の古本まつり」に初めて訪れました。京都大学の正門前に知恩寺というお寺があり、まず本殿で古本供養が行なわれた後に古書市が開催されます。紅葉の中、寺の境内に各古本屋がお店を拡げており、京都ならではの古書市です。

珍しいことに当時からオークションを行なっていました。古本屋が参加して行なう業者市ではオークションを行ないますが、一般客対象の古書オークションはここだけでしょう。

学生時代に参加した時は鐘楼の前が会場でした。振り手が本をかざし、参加している人が次々に値段を言っていきます。
「1000円、1000円 他ないか」
「1100円!」
「はい、1100円 他ないか?」
という調子で、しばらく応答がないと落札です。落札が決まると鐘楼の鐘をゴーンと!京都らしいですね。

古書市の戦利品は、知恩寺近くにある駸々堂という大きな机のある喫茶店へ持ち込んで確かめます。まさに至福の時ですね。

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(京都・鴨川・納涼床) 先々週、京都へ行く機会があった。 四条あたりの鴨川の川風はさわやかで、 夏の風物詩・納涼床(ゆか)がもう川沿いに出ていた。 以前、関西に住んでいたころ、 週末になると、大阪の天満橋から京阪に乗って、よく ふらりと京都へ来ていた。 四条川原町あたりで降りて、鴨川の川風にあたると 実に解放された気分になったものだ。 京の空気は、人を自由にする。 そんな中で、中世、歌舞伎や演芸も生まれたのだろうか。 当時、決まって歩いた短い散歩コースを... [続きを読む]

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