紙魚の昔がたり 昭和篇
【書 名】紙魚の昔がたり 昭和篇
【著 者】反町 茂雄編
【発行所】八木書店
【ISBN 】4-8406-9073-1
【発行日】昭和62年2月25日
【価 格】4800円
日本古書通信などでときたま出ています。品揃えのよい古本屋にならあります。古書価は定価ぐらいです。古書業界の巨人「反町 茂雄」編集の本です。
反町氏については古本に興味のある方なら名前が聞いたことがあると思いますが、東京帝大卒業後、今も神田にある一誠堂に店員として入り(新聞に帝大生が丁稚奉公と話題になりました)、後に独立して弘文荘主人になった方です。
自分にも他人にも厳しい人だったので古書業界でも尊敬している人から悪しざまに言う人までさまざまです。ただこの人が古書業界で果たした役割はやはりすさまじいものがありました。特に天理図書館の文献集めに貢献され、人類の宝となっています。
さてその反町氏が自分の同僚というか同世代に生きた(昭和の激動の60年)古本屋の実力者12人にインタビューした回顧談です。索引もしっかりしていますし、昭和の古書業界という資料としては最適です。
弘文荘 反町 茂男
柏林社書店 古屋 幸太郎
村口書房 村口 四郎
井上書店 井上 周一郎
一誠堂書店 酒井 宇吉
丸善 八木 佐吉
時代や書店 菰池 佐一郎
厳南堂書店 西塚 定一
山田書店 山田 朝一
八木書店 八木 敏夫
友愛書房 菅沼 肇
青木書店 青木 正美
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