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2004/08/17

蒐書家 業界 業界人



 【書 名】蒐書家 業界 業界人
 【著 者】反町 茂雄
 【発行所】八木書店
 【発行日】1988/11/20 第2刷 初版は昭和59年
 【価 格】4600円  古書値4300円


反町茂雄の「日本の古典籍」の続編になります。

もともとは同じ原稿でしたが、あまりに分量が多くなったため、分けて別の本として出版されたものです。古書業界や蒐書家の話、古本屋の各主人の話題など古本業界が好きな人にはたまらない一冊となっています。

昔、図書館で「日本の古典籍」は読んだことがありましたが、これは見たことがなく、長らく探しておりました。

大阪の黒崎書店が日本古書通信に出していた目録にこの本が載っていましたので注文をしました。そしたら、抽選ではずれたと葉書がまいりました。あーあ、また駄目だったかと(この頃は目録買いでは勝率5割ぐらいですね)一緒に古書目録が入っていたので、他におもしろそうなのはないのかなと見ていますと、何と「蒐書家 業界 業界人」が載っているのではないですか? 

あれれ、はずれたと通知があったのにどうなってるのかな。在庫が2冊あって、これは日本古書通信と別口になっているのかな、それとも同じ本が両方の目録に掲載されているのかなと、ものはためしと今度はそちらの目録の番号で注文すると宅配便で届いたではありませんか。無事手に入ったから深く追及しないでおこう。

古本の歴史についても載っています。業界が発展したのは大正の関東大震災でそれまでは本といっても今のリサイクル古本屋のような感じで新刊で出たのが古本として流通していました。

当然新刊で出た時よりも安い値段でした。夏目漱石の初版本なんかも定価以下で売られていたそうです。それが震災で出版社から書店から印刷所からそして古本屋まで焼けてものが無くなるという騒ぎに

需要と供給がはずれて古本値がどんどん上がって新刊時の定価以上に売られるようになりました。つまり古本から古書に変わったのがこの時ですね。特に明治ものが珍重されだして、今に至っているわけです。

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