人さまの迷惑
【書 名】人さまの迷惑
【著 者】出久根 達郎
【発行所】講談社(講談社文庫)
【発行日】1996/10/15
【ISBN 】4-06-263359-0
【価 格】700円
中におもしろい話題が載っていました。六人の男女の会話です
「僕に見せないで、君の生まれた月を書いてごらん」
「えー何するの?」
「当てるからさ まずその数を2倍にして、次に5を足して、さらに50倍して」
「やったは」
「それに自分の年齢を加えて、そこから1年365日を引いて、最後にその数字に115を足すといくつ?」
「421よ」
「じゃ、君の誕生月は4月だ」
「えーなんで分かるの」
「歳も分かるよ後ろの21があなたの歳だよ 古本屋で買った本に載っていたんだ」
とここから古本屋の話になっていくのですが、これ飲んだときにやるといいですね。昔聞いた覚えがあるのですが、たぶん多胡さんの「頭の体操」かな?(古いなーあ)
神保町の店先にある100円均一コーナとかで見つけた本ですが、あの辺りの実勢価格はバブルの頃は坪1億円でした。店頭に立つ客の靴1足分がおよそ150万円。その客が物色しているのが100円均一なんですか考えてみれば古本屋というのも不思議な商売ですね。
著者は古本屋のかたわら古本屋を舞台にした小説を書いて、直木賞をとった作家です。今では本業は古本屋というより作家ですね。
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