2019/02/13

神武天皇はたしかに存在した

 【書 名】神武天皇はたしかに存在した
 【著 者】産経新聞取材班
 【発行所】産経NF文庫
 【発行日】2019/2/21
 【ISBN 】978-4-7698-7008-1
 【価 格】810円

産経新聞に連載された神武東征の記事をまとめたものです。東征ルートには言い伝えや神社など、いろいろな伝承が残っており、何かがあったことは確かなようです。日向を出発し瀬戸内海から盾津(東大阪)に上陸しますが、ここで大和のナガスネヒコの攻撃にあい、神武天皇の兄である五瀬命(いつせのみこと)が負傷してしまいます。一時撤退したのが久宝寺にある竹渕(たこち)神社あたりで近年まで四方を水堀で囲まれていたそうです。ところが五瀬命は傷がいえずに亡くなります。亡くなった場所が樽井駅の近くにある男神社の摂社浜宮あたりだったようです。

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30の名城からよむ日本史

 【書 名】30の名城からよむ日本史
 【著 者】安藤優一郎
 【発行所】日経ビジネス人文庫
 【発行日】2018/12/3
 【ISBN 】978-4-532-19881-7
 【価 格】800円

五稜郭や小田原城など30の城が取り上げられていますが面白かったのが楠木正成の千早城。悪党ということでしたが最新の研究では、もともと駿河国の住人で北条家の被官、つまり御家人で後に河内に移り住んだということです。もともとは北条家の家臣筋の家柄だったんですね。1322年には北条高時の命をうけ幕府に反抗するものを鎮圧するために摂津、紀伊、大和に出陣しており恩賞として紀伊に所領が与えられています。

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2019/02/09

承久の乱

 【書 名】承久の乱
 【著 者】本郷和人
 【発行所】文春新書
 【発行日】2019/01/20
 【ISBN 】978-4-16-661199-7
 【価 格】820円

鎌倉幕府の本質とは頼朝とその仲間たちであり、権威だけの朝廷ではなく自分たちの土地は自分たちで守るという自力救済の世界でした。ただ内部抗争もすさまじく梶原景時、比企氏など政敵を倒してのし上がってきたのが北条時政です。後鳥羽上皇にとりこまれつつある実朝を暗殺し、北条義時、泰時とその仲間たちの世界ができあがります。

そこに挑戦したのが後鳥羽上皇。東国と関係がない西国の武士は味方しましたが朝廷の権威をあまりにも過大評価していました。朝敵になっても東国武士は立ち上がり京都を攻め、後鳥羽上皇に味方した西国も支配できるようになります。

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フォッサマグナ

 【書 名】フォッサマグナ
 【著 者】藤岡換太郎
 【発行所】講談社ブルーバックス
 【発行日】2018/09/20
 【ISBN 】978-4-06-512871-8
 【価 格】1000円

日本列島のど真ん中にある巨大ツ地溝がフォッサマグナですが、成り立ちなどよく分かっていません。ナウマンゾウで有名なエドムント・ナウマンが名付け親で日本に来たのは20歳という青年地質学者でした。フォッサマグナはラテン語で大きな地溝という意味になります。

日本列島は大陸から離れ東日本は反時計回り、西日本は時計回りで引っ付いたことは分かっています。この時に断裂(オラーコジン)が発生し北のフォッサマグナができたました。ここへ伊豆半島となるフィリピン海プレートがぶつかって南のフォッサマグナができたようです。伊豆半島はフィリピン海プレートに乗って本州にぶつかったことが分かっていますが最初のプレートの境界で作られたのが多摩川で、だんだんずれて次に出来た境界が相模川、現在のプレート境界が酒匂川になっています。

もともとあった中央構造線はこのフォッサマグナの活動で、その部分だけ消えてしまいます。フォッサマグナは深く地下6000メートルまでボーリング調査しても基盤岩に到達せず日本アルプスの高さと足すと1万メートルを超える巨大なものになっています。

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2019/02/04

武士の人事

 【書 名】武士の人事
 【著 者】山本博文
 【発行所】角川新書
 【発行日】2018/11/10
 【ISBN 】978-4-04-082275-4
 【価 格】840円

田沼意次が失脚した後、老中首座についたのが松平定信。倹約を奨励したためバブル経済からデフレ経済に陥ってしまいました。この松平定信がまとめさせたのが「よしの冊子」という書物で、幕府役人や旗本、町人などに流布している話をまとめたものです。デフレ社会といい、なんか現代の監視社会とよく似ています。有名な火付盗賊改の長谷川平蔵も登場しますが町奉行など、あまり聞いたことがない人が登場し、出世したのかダメだったのか風評と共に人事が書かれていて、なかなか楽しめます。

きちんと仕事をするけれども上司とあわず出世できない、反対に仕事はできないが上司の覚えがよくって出世できるなど、現在と変わらない話もあります。武士の社会なんで事が起きても内々ですませる方が上司の覚えがよい面もあります。なかには優柔不断で町方から馬鹿にされる町奉行も出てきます。

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2019/02/02

ブロックチェーン

 【書 名】ブロックチェーン
 【著 者】岡嶋 裕史
 【発行所】講談社ブルーバックス
 【発行日】2019/01/20
 【ISBN 】978-4-06-514435-0
 【価 格】1000円

ビットコインなどの仮想通貨などを事例に分かり安くブロックチェーン技術について解説しています。基本となっているのはハッシュ関数で、文章などを同じ長さのハッシュ値に変えることができます。一方向性関数になっていて得られたハッシュ値から元へ戻すことはできません。これが暗号化の根幹で使われることになります。

ビットコインではマイニングを行うことで報酬を得ることができますが、このマイニングにハッシュ関数が関わっています。取引をまとめたブロックを作ることには、そう時間はかかりませんが、これだと優劣がつかないので難易度が導入されています。例えばハッシュ値の先頭が000の3桁になっていないといけないとなると該当のハッシュ値が得られるまで莫大な計算をしなければなりません。これがマイニングになります。

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2019/01/31

30の神社から読む日本史

 【書 名】30の神社から読む日本史
 【著 者】安藤優一郎
 【発行所】日経ビジネス人文庫
 【発行日】2018/07/02
 【ISBN 】978-4-532-19865-7
 【価 格】800円

三囲(みめぐり)稲荷
大阪には三菱の守護社である土佐稲荷神社がありますが、同じように三井家の守護社は三囲神社で、三越本店屋上には三囲稲荷が祭られています。伊勢松阪出身の三井高利が越後屋(三越百貨店)を「現金掛値なし」の商法で大成功に結び付け、三井高利の孫である高房の時から向島にある三囲神社が守護社になったそうです。

従業員が神官でもあり夢のお告げだったそうですが三囲が三井を守ると読める点にあったのでしょう。三越のマークは三に井桁でしたが昭和のはじめに丸越となります。三井家が三囲神社に奉納した茶釜の台石に彫り込まれていたのが丸越の形だったことに由来しているそうです。

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2019/01/27

名鉄沿線ディープふしぎ発見

 【書 名】名鉄沿線ディープふしぎ発見
 【著 者】小林 克之
 【発行所】じっぴコンパクト新書
 【発行日】2018/07/11
 【ISBN 】978-4-408-33808-8
 【価 格】900円

■名鉄三河線
東京浅草に神谷バーがありますが、創業者は三河の出身。知立から大浜までの碧南地域に線路敷設の話がきた時に出資。ところが財政難や社長の死亡などから立ち直しのために3代目社長に就任し、現在の三河線につながりました。

■水中翼船「王将」
伊勢の道路沿いにビルの上に水中翼船が飾られているお店があり、目を引きます。名鉄と近鉄が伊勢湾の船の運航で張り合っていた時期があり、水中翼船が導入されました。ところがメンテナンス費がかかり、コストが低い高速船が登場すると置き換わっていきます。伊勢志摩みやげセンターに名鉄海上観光船の水中翼船「王将」が飾られることになります。

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2019/01/26

日本史の探偵手帳

 【書 名】日本史の探偵手帳
 【著 者】磯田道史
 【発行所】文春文庫
 【発行日】2019/01/10
 【ISBN 】978-4-16-791216-1
 【価 格】630円

■忠誠心なしが当たり前の中世武士
主君のために死ぬなどもってのほかで、呼ばれたら行くのが基本でした。ところが火縄銃が登場し戦法が大きく変化します。逃げずに密集して戦う軍団が必要で作ったのが織田信長。武芸専門のプロを作り、大規模に全国展開したのが秀吉、家康です。

■「武士の家計簿」の猪山家
猪山家は年収の2倍あった借入金を返済し、また経理の知識があったため幕末に没落することもなく、大村益次郎が着目しヘッドハンティング。海軍主計第一号となり大村益次郎が暗殺された後、銅像建設に動いたのが猪山成之です。

■税負担
戦国時代は建物へ課税する棟別銭が中心だったが江戸時代は田畑から税金を取る形に変更。明治中期まで農村が12%ほどの税金だったのに非農業部門は2%という税金だった。

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2019/01/19

歴史の勝者にはウラがある

 【書 名】歴史の勝者にはウラがある
 【著 者】河合 敦
 【発行所】PHP文庫
 【発行日】2018/12/17
 【ISBN 】978-4-569-76867-0
 【価 格】740円

副題が「日本人が誤解している戦国史」になっています。けっこうメジャーではない人物も取り上げられており、一人は臼井城を上杉謙信の猛攻から守った白井入道浄三で、寡兵でよく天下の名将である謙信の攻撃を防ぎました。もう一人は志賀親次という人物で大友側でしたが島津の猛攻で島津になびくものが多い中、荒城の月で有名な岡城にこもり、付近の城と連携しながら秀吉の島津征伐まで守り抜きました。


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